米マイクロソフトのロゴ=2018年3月6日、フランス・パリ郊外のイッシー・レ・ムリノー市(Gerard Julien/AFP via Getty Images)

マイクロソフトの「Bing」検索、北米で中国人名を検閲=調査

米マイクロソフトの検索エンジン「Bing」が北米で、中国政府が「政治的に敏感」と見なす中国人の氏名を検閲している。カナダ・トロント大学の研究グループ「シチズンラボ(Citizen Lab)」が19日に発表した調査報告書で明らかになったものである。

それによると、Bingの自動提案システムによる個人名の検閲を分析したところ、ポルノに関連する名前のほか、中国共産党の指導者や反体制派の名前が最も多く検閲されていることがわかった。

シチズンラボは、2021年12月に中国本土、カナダ、米国で同時にBing検索のテストを開始し、中国語や英語の文字による検索結果から検閲の有無を検証していた。

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