慢性疲労の患者のうち、気虚の患者は、眠りが浅いため翌日に疲れを感じやすくなります。(Shutterstock)

「寝ても疲れがとれない」慢性疲労の悩みはツボ押しで解消(2)

漢方から見た慢性疲労は、上記のような3種類に分けられますが、臨床上では「気陰両虚、虚実夾雑」つまりその3種の病状が混じっている人が多いものです。

漢方医は、どの病型が比較的突出しているかを判断して、治療方法を組み立てていきます。慢性疲労の場合、漢方医院では、生薬(漢方薬)を処方する場合が比較的多いと言えます。

薬による治療のほか、患者は自分で日常生活を調整するとともに、以下に紹介するツボ押しやマッサージで疲労体質を改善することができます。穴(けつ)はツボを意味します。

▶ 続きを読む
関連記事
認知症治療で気になる薬の副作用。実は初期から鍼灸や中医学を併用することで、記憶力の維持や進行の緩和が期待できるといいます。症例とともに、その考え方と可能性を分かりやすく紹介します。
むくみ太りや代謝低下の背景には「陽気不足」があります。中医学の視点から、胃腸を整えて陽気を高め、太りにくい体質をつくる食事・習慣・注意点を解説します。
動悸や不眠、手の震えが続くなら要注意。薬や手術だけに頼らず、中医学の「耳圧」で体のバランスを整える選択肢があります。甲状腺機能亢進症の仕組みと、自宅でできる穏やかなケア法を専門家が解説します。
冬は「気」と「血」が不足しやすい季節。中医学では、冷えや睡眠不足、目の使いすぎが血虚を招くと考えます。女性に多い不調を、養生の視点から整理します。
大寒は、寒さの底で一年の気が動き始める節目。ぶり大根は肝・脾・腎を調え、気の巡りを無理なく整える一品として、年初の養生に適した料理とされる。