中国の対外プロパガンダがGoogleやYouTubeの上位検索結果に表示=報告書
人権問題や新型コロナウイルスの起源に関する中国国営メディアのプロパガンダ(政治宣伝)は、Google、YouTube、Bingの上位検索結果に頻繁に表示されている。米有力シンクタンク、ブルッキングス研究所と民主主義同盟(ASD)が5月27日発表した共同研究報告書で明らかにした。
研究者は、Google検索、Googleニュース、Bing検索、Bingニュース、YouTubeから情報を追跡・収集し、「Xin Jiang(新疆)」と「COVID-19」に関連する12の用語の検索結果について120日間にわたり日次データを集計した。
その結果、調査期間中(2021年11月~22年2月)の合計120日間の検索結果のうち、106日(約88%)にわたって「新疆」に関する中国共産党系メディアのコンテンツがトップ10に表示されたことが判明した。
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