オランダ国際関係研究所は教育における中国共産党の影響力についてレポートを発表した。写真はオランダの国旗(TOBIAS SCHWARZ/AFP via Getty Images)

蘭教育相、中国の大学との技術研究に「懸念すべき」=地元メディア

オランダのロベルト・ダイクラーフ(Robbert Dijkgraaf)教育文化科学相はこのほど、同国の大学と中国の大学の協力関係に強い懸念を示した。中国の大学が中国軍と強くつながっていると指摘した。

地元紙デ・テレグラーフ(De Telegraaf)などによると、ダイクラーフ氏は5月25日、同国の独立調査報道メディア「フォロー・ザ・マネー(Follow the Money、FTM)」の調査に応じた際、中国の大学との技術協力は「非常に懸念する問題だ」と述べた。

オランダ国内では近年、中国教育機関との技術協力が単なる協力だけでなく、中国への技術情報の漏えい、また中国政府がオランダの技術を反体制派への監視に利用する可能性がある、などの指摘が上がっている。

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