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【中国故事】拾った大金を持ち主に返した商人に訪れた奇跡(2)

しばらくすると少年が店に到着し、呂玉を見ると深くお辞儀をしました。呂玉は少年の姿を見て、なぜか心から喜びの感情が湧き出てきました。そして、呂玉は少年の左側の眉に傷があるのに気づきました。

その時、呂玉はさらわれた息子にも、左の眉に転んでできた傷跡があったことを思い出しました。年齢といい、名前といい、左眉に傷痕があることといい、もしかしたらこの少年はさらわれた息子ではないかと呂玉は思いはじめました。

ドキドキする心を抑えながら、呂玉は少年に家族のことなどを尋ねてみました。すると少年は、名は喜児、姓は呂で、2人の叔父がいると言いました。呂玉は震えた声で「我が子よ!」と叫びながら、目の前の少年を抱きしめ、涙を流し喜びました。喜児も目の前にいるのが父親だとわかり、涙を流し再会を喜びました。

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