岸田首相、5本柱の「平和ビジョン」表明 外交・安保面の役割強化
[10日 ロイター] – 岸田文雄首相は10日、シンガポールで開幕したアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で講演し、「自由で開かれたインド太平洋」構想の新展開や安全保障の強化など5つの柱からなる取り組みを進め、外交・安全保障面での日本の役割を強化していくと表明した。
岸田首相は、ロシアによるウクライナ侵略、東シナ海での力を背景とした一方的な現状変更の試み、北朝鮮による核・ミサイル開発など、様々な問題行為の根本には国際関係における普遍的なルールへの信頼の揺ぎがあると指摘。現在、国際秩序の維持による平和と繁栄か、弱肉強食の世界への回帰か、選択を迫られていると訴えた。
その上で、日本、アジア、世界の危機に積極的に対応するため5本の柱からなる「平和のための岸田ビジョン」を提示。巡視艇供与や海上法執行能力の強化、サイバー・セキュリティ、デジタル、グリーン、経済安全保障といった分野でも協力を深める「平和のための『自由で開かれたインド太平洋』プラン」を来春までに示すと述べた。
関連記事
中国外務省の郭嘉昆副報道局長が高市政権を批判した。北村外務報道官は7日、一国の指導者にしかるべき敬意を払うことは「国際儀礼上、当然」であるとの日本政府の立場を示し、中国側に申し入れを行っていることを明らかにした
高市早苗首相が臨時国会で所信表明。積極財政による経済再生と、外交・安全保障の強化を政権運営の両輪に。AI・半導体への投資、中国への「主張すべきは主張する」姿勢も示した。今後は政策の実行力と財源が焦点となる
沖縄県那覇市のホテルで10月3日に女性が死亡し、米軍普天間飛行場所属の海兵隊上等兵(20)が強盗殺人容疑で逮捕された事件を受け、日本政府は米側に厳重に抗議し、捜査への全面的な協力と再発防止の徹底を求めた
自民党の小野寺五典 税調会長がウクライナの首都キーウを訪れ、パトリオット防空システム用の迎撃ミサイルを含む武器の供与や売却について、日本政府が今後協議する可能性に言及した
中国外交部が高市首相について「日本首相」との肩書を外し、氏名のみで表記。呼称の変化について、矢板明夫氏は中国の政治宣伝でみられる手法と指摘