ポルトガル中部で12日、複数の森林火災が発生し、住民ら数百人が避難している。写真は7月12、ポルトガルのサンタレンで撮影(2022年 ロイター/Rodrigo Antunes)

ポルトガル・スペインで大規模森林火災、熱波で新たなリスクも

[オウレーン(ポルトガル) 12日 ロイター] – ポルトガル中部で12日、複数の森林火災が発生し、住民ら数百人が避難している。

同地域は気温が摂氏40度を超える熱波に見舞われており、リスボン北方のオウレーンで先週発生した大規模火災が強風にあおられて再拡大した。

市民保護局によると、複数の村から300人が避難。近隣のレイリア県では複数の家屋が全焼、3つの幹線道路が閉鎖された。

隣国スペインでも、西部エストレマドゥラ州ラスウルデスで発生した火災で少なくとも1500ヘクタールが焼失、約400人が避難している。自治体が12日明らかにした。

当局は、中部カスティージャ・イ・レオン州で森林火災が発生するリスクが高いとしている。

北西部オウレンセ県でも摂氏42度の気温が予想され、最大レベルの警戒が敷かれている。

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