カナダの国会議員40人は、法輪功迫害23周年を迎える7月20日にあたり、中国共産党に迫害停止を要請するよう求める書簡を政府に提出した。

中国共産党による法輪功迫害の停止を カナダ超党派議員40人、政府に書簡送付 

7月20日に法輪功迫害23周年を迎えるにあたり、カナダの超党派議員40人は、中国共産党に迫害停止を要請するよう求める書簡を政府に提出した。中国共産党による憎悪に満ちた人権弾圧を非難し「今こそ、彼らのために声を上げる時だ」と訴えかけた。

議員らはトルドー首相とメラニー・ジョリー外相宛ての書簡のなかで、カナダ国際関係省の中国政策枠組みにウイグル人やチベット人と同様に「法輪功」を加えるほか「中国共産党による平和的信仰への継続的な攻撃を非難し、中国での迫害を終わらせるよう求める」と記した。

書簡はさらに、「(中国共産党による)残虐行為は、アムネスティ・インターナショナルなどの人権団体・専門家、政府機関、国連によって十分に立証されている」と指摘した。2019年にイギリスで開催された民衆法廷の裁定に続き、国連の人権専門家らは2021年、法輪功学習者らが臓器収奪の対象とされている可能性を示す「信頼性の高い情報」を得たと発表している。

議員らは、法輪功を実践しているとの理由で中国当局に拘束されているカナダ国籍の孫茜氏にも触れた。同氏は2017年に拘束されて以来、数週間にわたり手錠・足錠をはめられ、顔面に唐辛子スプレーを浴びるなどの拷問を受けている。中国では現在、12人のカナダ国籍の法輪功学習者が拘束されているという。

「法輪功は、中国でもカナダでも、恐ろしい行為とヘイト被害の対象であり続けている。これまで除外されてきた中国政策枠組みの中で明確に言及するに値する」と書簡は締めくくった。

 

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