7月29日、スペインのサンチェス首相(写真)は閣僚や公務員、民間の雇用者に対し、ネクタイ着用をやめて涼しくするよう呼びかけた。写真は2月、マドリードで代表撮影(2022年 ロイター)

熱波でクールビズ呼びかけ、スペイン首相「ノーネクタイ」推奨

[マドリード 29日 ロイター] – スペインのサンチェス首相は29日、閣僚や公務員、民間の雇用者に対し、ネクタイ着用をやめて涼しくするよう呼びかけた。欧州各地では熱波が襲来し、エネルギー消費の多いエアコンの需要が高まっている。

首相は記者会見で「私がネクタイを着用していないことに注目してほしい。これは、エネルギーの視点から節約が可能であることを示している」と述べた。

熱波により欧州の電力システムは圧迫されており、ロシア産原油が不足する事態に備えて一段のガス節約に向けて地域単位の政策が講じられるとの懸念が広がっている。

さらに首相は、政府は来週にも効率化と省エネ促進に向けた緊急対策を打ち出すと述べた。

関連記事
国内で唯一、原材料から製鉄が可能な2基の高炉の操業停止を防ぐため、イギリス政府は4月12日、緊急立法を実施し、中国の敬業集団が所有するブリティッシュ・スチール社の運営権を接収した。
ジャン=マリー・ルペンは、伝統と愛国心を掲げ、グローバリズムや近代的政治体制に抗した20世紀フランスの重要人物である。
ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ウクライナ軍がロシア軍を支援して戦闘に参加していた中国人2人を捕虜にした […]
フランスの右翼政党・国民連合(RN)の前党首マリーヌ・ルペン氏(56)は31日、公金横領の罪で執行猶予付き禁錮4年の有罪判決を受けた。5年間の被選挙権停止処分となり、2027年の次期大統領選で最有力候補の一人とされてきたが、出馬することが難しくなった。
トランプ米大統領は30日、米NBCニュースのインタビューでプーチン大統領に対し「非常に腹を立てている」と明かした後、「彼が約束を破る人物だとは思わない」と述べ、やや態度を軟化させた。