日中友好「50年の幻想」日本が今後とるべき道は何か?
「友好」とは、その原義においては、まことに良い意味の言葉である。
ただし国際社会における「友好」は、実際のところ、なかなか扱いが難しい。
友好という言葉は、使いようによっては(自他ともに)都合の良い「道具」にもなるが、使われようによっては国益を吸い取られる「罠」にもなるからだ。
さらに恐ろしいのは、相手国のなかで重大な人権侵害が行われている場合、日本がうかつに友好関係をもつと、知らずしてそれに加担することにもなるのである。
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