実は記憶力は、年をとっても若者と同じだった !?
年齢を重ねるとともに、記憶力の低下を感じ、物忘れがひどくなるというのは、多くの人が同じ意見をお持ちでしょう。 しかし、最近、日本の老年精神医学者が、高齢者の記憶力は若い人とあまり変わらない、高齢者が忘れやすいのは、実は伝統的な観念による潜在意識と関連する錯覚である、と指摘しました。
日本のビジネス誌「PRESIDENT Online」によると、老年精神医学の専門家で日本神経学会医師の和田秀時氏は、正常な状態では、高齢者の記憶力は若者と大きな差は実際にはないのに、「高齢者は記憶力が悪い」という偏見が脳に植え付けられると、高齢者は記憶する意欲や気持ちを失い、考えることや思い出すことをあきらめてしまい、これが、記憶力の低下という自己実現的なジレンマにつながっている、と指摘しています。
脳科学と認知科学を専門とする「Memory & Cognition」誌の編集長であるアヤナ・トーマス博士も、高齢者の記憶力は思っているほど悪くないことを証明する実験を行ったそうです。
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