ドイツのショルツ首相は20日、中国とロシアが主導する上海協力機構(SCO)への加盟をトルコが目指していることに「非常にいらだっている」と不快感を表明した。資料写真、1月、ベルリン、代表撮影(2022年 ロイター)

独首相、トルコに「いら立ち」 上海協力機構加盟目標巡り

[ベルリン 20日 ロイター] – ドイツのショルツ首相は20日、中国とロシアが主導する上海協力機構(SCO)への加盟をトルコが目指していることに「非常にいらだっている」と不快感を表明した。

トルコのエルドアン大統領は17日、SCO加盟を目指していると発表した。トルコは、北大西洋条約機構(NATO)に加盟している。

ショルツ氏はエルドアン氏と会談後、ニューヨークで行われた国連総会で「SCOは世界的共存に対して重要な貢献をしていない」と指摘。「そのため、この展開に非常にいら立っている。ただ最終的には、ロシアのウクライナ戦争が成功しないかもしれないことを明確にすべく、その原動力を巡って合意することが重要だ」と会見で述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
ドイツ検察当局が、ナチス政権下で迫害されたユダヤ人の子孫を装い、ドイツ国籍を不正取得した疑いで32人を捜査。少なくとも28人が中国籍で、偽造書類や架空の血縁関係が使われたという
欧州金属協会がEU本部前に棺を並べ、中国製部品の安値流入への対策強化を要求。欧州製造業の空洞化や雇用喪失への懸念が高まる中、EUの対中貿易措置の行方に注目があつまる
ベルギー検察は、半導体メーカーBelGaNの元幹部をスパイ活動の疑いで拘束した。窒化ガリウム半導体の知的財産や営業秘密が中国企業に流出した可能性を捜査
EUはグリーンランドに2億ユーロを投資すると発表した。通信、クリーンエネルギー、重要鉱物を重点分野とし、北極圏で存在感を強める中国共産党とロシアへの警戒も背景にある
軍も産業もエネルギーなしには動かない。脱炭素を急ぐEUと、エネルギー・産業基盤を確保する中国共産党。その差が、ヨーロッパの防衛力と戦略的自立を左右している