韓国軍合同参謀本部は6日朝、北朝鮮が平壌周辺から2発の短距離弾道ミサイルを東岸沖へ発射したと発表した。北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは、ここ12日間で6回目。写真は北朝鮮の国旗。非武装地帯(DMZ)の韓国側から7月代表撮影(2022年 ロイター)

北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発、1発は変則軌道 12日間で6回目

[東京/ソウル 6日 ロイター] – 韓国軍合同参謀本部は6日朝、北朝鮮が平壌周辺から2発の短距離弾道ミサイルを東岸沖へ発射したと発表した。北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのはここ12日間で6回目。国連安全保障理事会が緊急会合を開いたばかりだった。北朝鮮が異例の頻度で試射を繰り返す中、米軍は空母を再び日本海(東海)に展開することを決めた。

北朝鮮は午前6時台に相次ぎミサイルを発射。日本の防衛省によると、1発目は最高高度約100キロ、飛翔距離約350キロ。2発目はそれぞれ約50キロ、約800キロだった。2発目は変則軌道で飛翔した可能性があり、1発目については分析中という。いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。

岸田文雄首相は官邸で記者団に対し、「9月末から6回目の発射であり断じて容認できない」と語った。日本政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。防衛省で会見した浜田靖一防衛相は、警戒監視を続けるとした上で「反撃能力も含めあらゆる選択肢を排除せず検討し、防衛力の抜本的な強化に取り組む」と述べた。

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高市総理は就任3日後の23日、北朝鮮による拉致被害者家族との面会で、金正恩氏との首脳会談に臨む覚悟を表明し「あらゆるチャンスを逃さない」と強調した。家族会は早期実現を強く要求した。
疑わしきは罰せずというのは司法の原則だ。しかし軍事の原則は疑わしきは罰せよ、である。敵の先制攻撃を許して味方が壊滅したら、元も子もない。
木原稔防衛相は28日の会見で、北朝鮮が弾道ミサイル技術を使用して衛星打ち上げを試みたことについて、日米韓の3カ国が「緊密な情報共有」を行なったと発表した。日米韓は昨年末、北朝鮮が撃つ弾道ミサイルの探知情報の即時共有を始めたと発表している。
何てことをしてくれるのかーー。北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとの報を受け、在日朝鮮人のパク・ヨンさん(仮名、40代)は肩を震わせた。おりしも日本と北朝鮮はサッカーで予選枠を競っていた。冷酷で傲慢な金正恩体制、日本での静かな営み。二国間のはざまで在日朝鮮人は複雑な思いを抱えていた。
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