10月4日、ウクライナ侵攻を巡ってロシアのプーチン大統領が部分動員令を出した直後、モスクワ出身のティモフェイさんとアンドレイさん兄弟は、ロシアから出国すべく航空券を購入しようとした。写真は、動員令を受けて親族に別れを告げるロシア予備役の隊員。1日、レニングラード州ガッチナで撮影(2022年 ロイター/Igor Russak)

アングル:動員逃れロシアから1万キロ、男性たちの長い脱出行

[ロンドン 4日 ロイター] – ウクライナ侵攻を巡ってロシアのプーチン大統領が部分動員令を出した直後、モスクワ出身のティモフェイさんとアンドレイさん兄弟は、ロシアから出国すべく航空券を購入しようとした。しかし、彼らが購入サイトへログオンした時にはすでに価格が跳ね上がり、残りわずかの航空券には手が出なかった。

代わりに、彼らは車に飛び乗った。約700キロの距離を父親が夜通し運転し、隣国ベラルーシの首都ミンスクへと到着。翌朝、そこからウズベキスタンの首都タシケント行きの飛行機に乗った。

「もしロシアから出してもらえなければ、森を通り抜け、違法にベラルーシとの国境を越えなければと思っていた」とタシケントから取材に応じたアンドレイさん(26)は言う。母国に残した家族を守るため、兄弟は名字を明らかにしなかった。

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