ホテルに宿泊すると、客室に石鹸などのアメニティが用意されています。 宿泊客が帰るとき、部屋にあるものを持ち帰る人もいるかもしれません。宿泊客が持ち帰ってもよいものはどれでしょうか。
リーダーズ・ダイジェスト誌によると、ホテルの部屋を出るときに持っていけるものは4つあるそうです。
■石鹸
米国のクラリッジ ハウス シカゴ(ホテル業)のゼネラル マネージャーであるウスマン コンテ氏は、ホテルの部屋から石鹸が持ち出されることがあると述べています。
しかし、Obie Hospitality(ホテル業)のマネージング・ディレクターであるカート・アスムセン氏によると、ホテルは宿泊客に石鹸を持っていくことを推奨していませんが、持っていっても罰金を取られることはないとのことです。
■シャンプーまたはコンディショナー
ウスマン コンテ氏によると、ホテルの部屋にあるシャンプーやコンディショナーの小瓶も持ち帰ることができるそうです。 ホテルがロゴを付けていることもあるので、持ち帰ることでかえってホテルの宣伝になることもあります。
■紙・ペン
ホテルの部屋にある紙やペンにはロゴが書かれていることが多く、マーケティングツールとして活用でき、持って帰ることもできます。
■ホテルが提供するもの
アスムセン氏は、クリーニングの袋やコーヒー、砂糖のパックなど、ホテルからもらったものは何でも持ち帰ることができると述べています。
また、テキサス州のWオースティン・ホテルの総支配人であるジョアンナ・マクレアリー氏は、ホテルによっては、宿泊者にシャンパンなどの特別なプレゼントを渡していることもあると付け加えました。
彼女は、「我々はお客様がチェックインする際に、シャンパンをお渡しします」と言います。彼らは特別宣伝などはしていませんが、シャンパンをお得な価格で手に入れることができるそうです。
もちろん、高価な電化製品、タオル、ベッドシーツ、バスローブ、マグカップなど、持っていけないものもあります。 これらの物品を持ち帰った場合、ホテルのブラックリストに登録され、以後の宿泊が困難になる可能性があります。 中には、窃盗罪で逮捕・起訴されることもあります。
マクレアリー氏は、ホテルの目標は、お客様にとって完璧な部屋を用意することだと言います。
「高価なものを持ち去られると、ホテルのスタッフも仕事がしづらくなります。
何かを取ることができるからといって、必ずしも取るべきとは限りません」
(翻訳編集:里見雨禾)
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