カナダ、インド太平洋経済枠組み参加目指す 外相が表明
[オタワ/ワシントン 27日 ロイター] – カナダのジョリー外相は27日、同国が米国主導の経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」参加を模索すると表明した。オタワでブリンケン米国務長官と会談した後、記者会見で述べた。
ジョリー氏は、インド太平洋地域へのアプローチでさらに足並みをそろえるため、カナダと米国がインド太平洋を巡り初の戦略対話を行うことで合意したとも述べた。
同氏は「カナダも米国もまさに太平洋国家。相互の外交・経済関係強化と、世界のサプライチェーン(供給網)の耐性強化の価値をともに信じている」と述べた。
IPEFは、バイデン米大統領が5月の訪日時に発足を表明。環境や労働などの分野でアジア全体の基準を設定することを目指す。米国のほか、オーストラリア、ブルネイ、フィジー、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムが参加を表明している。
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