英国政府通信本部(通称GCHQ)のジェレミー・フレミング長官 (Photo by ROSLAN RAHMAN/AFP via Getty Images)

英国諜報部門のトップ、中国の台頭を世界最大のセキュリティリスクと警告

英国のサイバーインテリジェンス部門長官は、中国が「国際安全保障の規則を書き換えようとしており」、中国政府はその経済的および技術的影響力を国内での弾圧に用いるとともに、海外でも主導権を得ようとしていると警告した。

欧州ではロシアのウクライナ侵攻以来、戦争が激化しているにもかかわらず、英国政府通信本部(通称GCHQ)のジェレミー・フレミング長官は10月に中国の台頭が「我々の未来を決定する国家安全保障問題」であるとの見解を示した。

シンクタンク、ロイヤル・ユナイテッド・サービス・インスティテュートでの講演でフレミング氏は、中国共産党が「世界のテクノロジー・エコシステムを形作ることで戦略的優位性を獲得しようとしている」と主張した。

▶ 続きを読む
関連記事
米英豪の安全保障枠組み「AUKUS」が2027年までの水中ドローン開発プロジェクトを発表。オーストラリアでの造船所投資や潜水艦建造計画も進み、インド太平洋地域での軍事防衛力の大幅な強化を目指す
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる
EUが対中貿易の見直しへ。中国製品の大量流入と貿易赤字の拡大を受け、欧州委員会は「持続不可能」との認識を示し、産業保護策の強化を検討している
英国や欧州各国の電子パスポートに使われる中核部品を供給する仏企業が、米国の輸出規制対象となった中国資本と関係していることが分かった。英政界や専門家の間では、偽造リスクや供給網の安全性を懸念する声が出ている
ノルウェーで「国内で最も美しく、最も高価な公衆トイレ」として知られる建築作品が、中国共産党によるスパイ活動への利用が懸念されるとして、当局により閉鎖された。