中国、GDP3割水増しか 米シカゴ大学の最新研究が指摘
人工衛星が観測した夜間の明かり「夜間光」を用いて各国の経済規模を推定する最新の研究から、中国などの権威主義国家がGDP(国内総生産)の数値を大幅に水増ししていることが明らかになった。
米シカゴ大学の研究では、184カ国の「夜間光」とGDP成長率、政治体制に関するデータを組み合わせ、各国政府が成長率を過少または過大に報告しているかどうかを推定した。一般的に、夜間光は経済の発展に伴って増加する傾向がある。
研究を主導したシカゴ大学のルイス・マルティネス助教授はボイス・オブ・アメリカ(VOA)の取材に対し、同程度の夜間光の増加が観測された国を比較した場合、権威主義国家は民主主義国家よりもGDP成長率を高めに公表する傾向があると指摘した。
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