防衛力強化は安定財源必要、財政健全化と両立を=諮問会議で民間議員
[東京 2日 ロイター] – 政府は2日、経済財政諮問会議を開き、防衛力と経済基盤の一体的な強化に向けた防衛政策の方向性を議論した。会議には浜田靖一防衛相が臨時議員として初参加。民間議員らは、財政健全化との両立や安定財源の確保、他省庁予算との連携、軍民両用技術の開発促進などを提言した。
民間議員らの提言は、防衛力強化と中長期的な財政健全化の両立を目指すもの。防衛力の維持強化には一定の支出を保つ必要があることから、賢い支出(ワイズスペンディング)を徹底した上で、「安定財源の確保が必要」とした。
検討に当たっては、防衛費の性格上「国民全体で能力に応じて広く負担すべきもの」であることを踏まえつつ、投資や所得の向上を含む経済状況などにも配慮が必要とした。
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