「歩数よりもペース」ウォーキングは【認知症】のリスクを軽減する(上)
「1日1万歩」は、有益な生活習慣であり、多くの人が実践しています。
しかし、1万歩を歩くといっても、人によってスピードが異なり、効果も大きく異なります。1万歩を達成するには、どのような速度や頻度で行うのがベストなのでしょうか。
ウォーキングの時間と速度を上げると、全死亡率といくつかの病気のリスクが減少する事は、多くの研究で裏付けられています。
デンマーク、オーストラリア、アメリカの研究者による共同研究では、英国の40〜79歳の成人7万8500人から、ランニングウォッチを用いて具体的かつ継続的なデータを収集しました。さらに、このデータを平均7年間追跡し、がん、心血管疾患、認知症を発症した人、死亡した人を統計し、毎日の歩数やペースが人の健康にどの程度影響するかを明らかにすることを目的とした研究を行いました。
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日本の睡眠コンサルタントである友野尚氏は、睡眠を改善することで、15kgの減量に成功しました。有酸素運動と無酸素運動を毎日定期的に行うことで、深い眠りを促し、ダイエットにも効果があることを伝えています。そして、下半身のスリム化に直結する無酸素運動として、「スロースクワット」を最も推奨しています。