2022年11月28日、北京で行われた新型コロナウイルス政策に対する抗議デモで、スローガンを叫ぶデモ参加者たち (Kevin Frayer/Getty Images)

独大統領、中国の抗議行動に理解示す 「表現の自由を尊重すべき」

ドイツのシュタインマイヤー大統領は28日、中国の国民が新型コロナウイルス政策に対する抗議活動を行う権利を支持すると表明した。中国当局は「表現の自由を尊重する」必要があると強調した。

シュタインマイヤー氏は公共放送ドイチェ・ヴェレとのインタビューで「対策は非常に厳しく、長期にわたって今日まで続いている。このことを考えれば、中国の人々の負担がいかに大きいかは想像に難くない」と指摘。「街頭で表現される人々の焦りや不満は理解できる」と付け加えた。

10人が死亡した新疆ウイグル自治区ウルムチ市のマンション火災をきっかけに、上海や北京、南京など各地で政府の新型コロナウイルス対策への抗議活動が勃発した。参加者は「共産党は退陣せよ!」「習近平は退陣せよ!」「自由がほしい!」などと声をあげて抗議。デモ隊と警察が衝突する場面も見られた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国サッカー協会が処分決定を発表した後、北京国安足球倶楽部は29日、公式ウェイボーに「人は見ている、天も見ている。頭上三尺に神あり」と投稿し、処分への不満を示唆したと受け止められ、ネット上で急速に議論が広がった。
出生率の低下は、中国共産党に対する国民の「静かなる抵抗」と捉えることができる
雲南省で禁止農薬「ジアファンリン」使用の毒サツマイモ、湖北省で「クーバイウェイ」使用の毒野菜が全国20省以上に流通。当局のずさんな監督にネットで怒りの声
中国共産党(中共)当局の公式データによると、2025年の中国本土における狂犬病の発症は244例、死亡は233例で、死亡率は95%を超えた。発症数と死亡数はいずれも2020年以降で最多となり、関心を集めている。
社会保障制度の拡充は、中国の消費を動かす鍵となるか? おそらくそうだが、それは容易な道ではない