火葬間に合わず…集合住宅の敷地内で遺体焼却との情報も
3年間続いた厳しい感染対策ゼロコロナの解除によって、中国の医療・火葬システムが崩壊している。火葬は混雑を極め価格は高騰しているため、市民は集合住宅の敷地内で遺体を燃やさざるを得ないといった情報もある。
旧正月前、火葬場では変わらず混雑が続いている。江蘇省南京市では火葬場まで渋滞が起き、そばにいる女性がむせび泣き、「なんて悲しいこと!貨物トラックでさえ死体を輸送するために使用されている。車両は1日か2日間並ばなければならない…」と語る様子が動画に納められている。
在米時事評論家の秦鵬氏は自身の評論番組で、「遺体が多すぎて置き場がない」状況に対応するため、多くの病院では敷地内に遺体を収容するためのコンテナを大量に設置しているという。北京では遺体収容のために冷凍肉用の冷凍倉庫まで収用した。その数は1万5000体以上が収容されているといわれている。
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