米航空宇宙局(NASA)は1月25日、探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)」が撮影した「クマの顔」に見える地形の画像を公開した。
2006年から火星を周回しているMRO探査機は、高解像度カメラ「HiRise(ハイライズ)」をはじめ、さまざまな科学機器を搭載している。
NASAによれば、画像は昨年12月に撮影した。円形の亀裂が顔の輪郭で、2つのクレーターが目を、V字の丘が鼻を形成しているように見える。鼻の部分は溶岩や泥流の噴出口の可能性があるという。
HiRiseがこのような興味深い画像を撮ったのは、今回が初めてではない。2011年と2020年には火星の南極冠で笑っているように見えるクレーター「スマイリーフェイスクレーター」を撮影した。
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また、2007年には火星のマリネリス峡谷の中央部に位置するメラス谷で「ドラゴン」を撮影した。研究者らによると、明るい色調のブロックの一部に数メートルの厚さの層があるといい、流体によって形成されたものだという。
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