経営不安が強まっているスイスの金融大手クレディ・スイス買収に向け協議しているUBSは、訴訟や事業縮小関連費用約60億ドルを保証するよう政府に要請している。写真はクレディ・スイス本社、昨年7月撮影(2023年 ロイター/Arnd Wiegmann)

UBS、クレディ・スイス買収へ政府保証60億ドル要求=関係筋

[18日 ロイター] – 経営不安が強まっているスイスの金融大手クレディ・スイス買収に向け協議しているUBSは、訴訟や事業縮小関連費用約60億ドルを保証するよう政府に要請している。関係筋が明らかにした。

ただ、2社が統合した場合には1万人の削減が必要になる可能性があり、協議は大きな障害に直面している。

スイスの規制当局は、週明け20日の市場再開までにクレディ・スイス問題の解決策を提示すべく奔走しているが、大手金融2社を統合する難しさから、協議は19日まで続く見通しだと関係者は語った。

クレディ・スイス、UBS、スイス政府のコメントは得られていない。

関係者によると、UBSはスイス当局から、危機を収拾するためにクレディ・スイスを買収するよう圧力を受けていた。計画では、クレディ・スイスのスイス事業が切り離される可能性があるという。

また、英紙フィナンシャル・タイムズは関係筋の話として、スイス当局は買収を迅速に進めるための緊急措置を使う用意があると報じた。

関連記事
15日 ロイター] - 中欧スロバキアのフィツォ首相(59)が15日、中部ハンドロバで銃撃され、重傷を負った。一時は深刻な容体とされたが、政府高官によると、搬送先の病院で治療を受けて生命の危機は脱した。
8940億ドルの2025会計年度国防予算を議会が今後数週間で審議する予定だ。ロバート・ピーターズ氏は、ロシアの戦術核兵器の優位性は「最も緊急の注意を要する」と述べた。
ロシアが最近行った戦術核兵器使用の威嚇を一見すると軽視されがちだが、「ウクライナ国外」の英軍施設への攻撃という状況は、あからさまな警戒とまではいかないまでも、注目を集めるものだ。
ウクライナ保安庁(SBU)は7日、ゼレンスキー大統領と複数の高官を対象としたロシアの暗殺計画に関与したとして、国家反逆などの容疑でウクライナ国家警備局の大佐2人を拘束したと発表した。
5月6日、米国ホワイトハウスは、ロシアによる法輪功学習者の逮捕に対して、再び声を上げ、中共とロシアの関係の強化に懸念を表明した。 中国での法輪功学習者に対する迫害は、生きたままの臓器収奪を含めてすでに有名だが、先週、ロシア警察が突然4名の法輪功学習者を逮捕し、その中の46歳のナタリア・ミネンコワさんが2ヶ月間の拘留を受けたことが判明した。