米アーカンソー州のハチンソン前知事は4月2日、2024年大統領選の共和党指名争いに立候補する意向を示し、不倫相手に口止め料を払ってもみ消しを図った疑惑で起訴されたトランプ前大統領に選挙からの撤退を呼びかけた。ワシントンで撮影(2023年 ロイター/Joshua Roberts)

米アーカンソー州前知事、大統領選共和党指名争いに出馬表明

[ワシントン 2日 ロイター] – 米アーカンソー州のハチンソン前知事は2日、2024年大統領選の共和党指名争いに立候補する意向を示し、不倫相手に口止め料を払ってもみ消しを図った疑惑で起訴されたトランプ前大統領に選挙からの撤退を呼びかけた。

他に出馬表明した、あるいは出馬を目指すとみられている候補はトランプ氏を擁護しており、一線を画した格好だ。

ハチンソン氏は米ABCの番組のインタビューで、大統領経験者が起訴されたのいうのは「米国にとって悲しい日だ」と語り、「大統領という職責に対してこれは単に副次的とは言えない事態で、職務の大きな妨げになる」と強調した。

トランプ氏が選挙から撤退すべきか問われると「そうすべきだ。ただ同時に、撤退はしないことも分かっている」とした。

トランプ氏は、大統領経験者として初めて起訴されたにもかかわらず、共和党員の間で人気は依然高い。

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