ロシアのボリス・グリズロフ駐ベラルーシ大使は2日、ロシアは戦術核兵器をベラルーシの西側国境近くに移動させると述べた。資料写真、ベラルーシ、ロシアとの国境付近のウクライナ国内の検問所、2022年2月(2023年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

ロシア、ベラルーシの西側国境に戦術核配置へ

[3日 ロイター] – ロシアのボリス・グリズロフ駐ベラルーシ大使は2日、ロシアは戦術核兵器をベラルーシの西側国境近くに移動させると述べた。

ロシアのプーチン大統領は3月25日、戦術核兵器をベラルーシに配備すると述べている。

スラブ民族が主体のロシアとベラルーシは「連合国家」の一部であり、さらなる統合に向けた協議を続けている。ベラルーシ政府が昨年、同国からのロシア軍のウクライナ派兵を容認して以降、こうした動きは加速している。

グリズロフ氏はベラルーシの国営テレビに対して「兵器は連合国家の西側の国境に移され、安全を確保する可能性が高まる」と述べた。ただ、どこに配備されるかは明らかにしなかった。

ベラルーシは北にリトアニアとラトビア、西にポーランドと国境を接している。3カ国は全て北大西洋条約機構(NATO)加盟国。

関連記事
ワシントン - ジョー・バイデン大統領は5月7日、ユダヤ人に対する憎悪が「あまりにも多くの人々の心に深く根を下ろしている」と述べ、「米国と世界中で猛威を振るう反ユダヤ主義の潮流」に対抗するため、全米国民に本政権を支持するよう呼び掛けた。
地球温暖化による損害賠償を民間企業に義務付けるバーモント州の法案が、ビジネス環境を悪化させ、すでに資金繰りに窮している州民のエネルギー価格を上昇させるのではないかという懸念を呼んでいる。
「信念を貫き、モラルを守れ」、米最高裁判事がアメリカの現状に警鐘を鳴らした。外の世界は厳しい。おそらく、ここしばらくの間で最も厳しい状況でしょう。しかし、だからこそ、あなたの貢献が重要なのだとアリート判事は述べた。
5月13日、フィリピン政府はビデオを公開し、中共が疑念を持たれながらも、南シナ海におけるフィリピンの排他的経済水域内の島々や礁に土砂を投入し、埋め立て活動を行っていると批判しました。フィリピンは船を派遣し、中共の動向を監視している状況です。
5月5日に行われたパナマ大統領選で、ホセ・ラウル・ムリーノ・ロビラ(José Raúl Mulino Rovira)氏はサプライズ当選を果たしたが、これはバイデン政権に影響を与える可能性がある。 バイデンの綱領には、移民がアメリカ南部国境に侵入するのを防ぐためのダリエン地峡(2つの陸塊をつなぎ、水域に挟まれて細長い形状をした陸地)の閉鎖が含まれている。