陸上自衛隊は16日夜、海底のヘリから引き揚げた2人の隊員の死亡が確認されたと発表した。写真は任務にあたる潜水艦救難艦「ちはや」。(Photo by STR/JIJI Press/AFP via Getty Images)

陸自ヘリ事故、引き揚げた隊員2人の死亡を確認

陸上自衛隊の第8師団長以下10人を乗せたヘリコプター「UH60JA」が沖縄県・宮古島周辺で消息を絶った事故で、陸上自衛隊は海底捜査で機体と5人の隊員を発見した。16日夜、2人を引き揚げ、死亡を確認した。陸上自衛隊が発表した。

自衛隊は伊良部島の北側約6キロ地点で16日午前8時半頃、深海の水圧に耐えられる「飽和潜水」での捜索を再開。水深およそ106メートルの場所で、胴体部分とみられる損壊した機体の一部と隊員とみられる5人を確認した。

同日夜7時頃、5人のうち引き揚げた2人の死亡が確認された。

周辺海域では潜水艦救難艦「ちはや」と海上保安庁の巡視船「はりみず」が任務に当たっている。

ヘリには第8師団長の坂本雄一陸将を含む陸自幹部ら6人、操縦士2人、整備士2人の計10人が搭乗していた。機体は今月6日、沖縄県の宮古島を離陸し、宮古島と橋でつながる伊良部島の北東およそ3キロの地点で消息を絶った。

関連記事
米国の国防総省と日本の防衛省は、5月15日に協定を結び、極超音速ミサイルに対する防衛システムの共同開発に合意し […]
歴史的な経験から、米国が共和党政権になったとき、韓国が左翼政権になれば、在韓米軍撤退が進展することになる。2024年米大統領選の結果によっては、日本を取り巻く国際環境が大きく変化するのだ。
昨今の日本の環境教育は、もはや教育の名に値しない「環境運動」と化している。エネルギー政策の専門家である杉山大志氏は、「今の環境教育は、ただCO2を減らせと子供たちに叫ぶだけの洗脳だ」と手厳しい評価を下した。
5月上旬に中国・福建省の共産党トップが沖縄訪問する。自由主義対共産主義の「新冷戦」が進むなか、沖縄をめぐる熾烈な争いが、水面下で進んでいる。
4月24日、米宇宙コマンド司令官スティーブン・ホワイティング大将が日本を訪れ、中国の宇宙軍事力の異常な増強に対して警告を発した。ホワイティング司令官は木原防衛相、統合幕僚監部議長、航空自衛隊長や航空宇宙事業本部長等の要人と対話し、宇宙領域における日米同盟のさらなる強化に向けた協力を確認した。