4月17日、インド、ロシア両政府は自由貿易協定(FTA)について協議している。写真はジャイシャンカル印外相。モスクワで2022年11月代表撮影(2023年 ロイター)

インドとロシア、自由貿易協定を協議 通商関係強化へ

[ニューデリー 17日 ロイター] – インド、ロシア両政府は自由貿易協定(FTA)について協議している。両国の閣僚が17日明らかにした。

ウクライナ戦争勃発後に通商関係を強化している両国が一段と関係を深めるとみられている。

インドのジャイシャンカル外相はニューデリーのイベントで、通商条約に関する「事前協定」を結んだと発言。ロシアのマントゥロフ産業貿易相は、この通商条約について、二国間投資を保証するものだと述べた。

インドはロシアのウクライナ侵攻をはっきり批判しておらず、対話を通じた平和的な解決を呼びかけている。

インドでは先月、イラクに代わってロシアが最大の原油供給国となった。昨年度のロシアからの輸入総額は463億3000万ドルと、4倍近く増加した。

マントゥロフ産業貿易相によると、ロシアはインドから機械の輸入を増やすことを検討している。

昨年11月のロイターの報道によると、欧米の制裁で重要産業の運営に苦慮しているロシア政府は、自動車、航空機、鉄道などの分野で500以上の商品をインドから輸入することを求める可能性がある。

関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]