2020年2月1日に中国武漢市第五医院の内部を撮影した市民ジャーナリストの方斌氏(スクリーンショット)


武漢の感染状況伝え3年間拘束 中国市民記者、月末に出所か=報道

中国の新型コロナウイルス感染流行初期に感染状況を伝えたことで約3年あまり収監されている市民ジャーナリスト・方斌氏が、今月30日に出所する可能性があることがわかった。米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)が家族の話として18日報じた。

方斌氏は2020年2月9日、武漢のロックダウン期間中に武漢市の病院内を撮影し、新型コロナの感染状況をネット上に投稿したことで治安当局に逮捕された。その後、家族は方氏の行方を知ることもできず、裁判についても確認できない状態が続いていた。

中国当局はしばしば異見者を恣意的に逮捕・拘束するが、その後も勾留先や裁判に関する通知を当面、家族が受け取ることができない。このため拘束された人物は弁護士からの法的支援を得る機会を奪われる。

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