NATO事務総長、ウクライナ訪問 侵攻後初 加盟後押し強調
[キーウ 20日 ロイター] – 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は20日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、「ウクライナにふさわしい場所はNATOにある」と述べ、ウクライナのNATO加盟を後押しする姿勢を鮮明にした。
ストルテンベルグ事務総長のウクライナ訪問はロシア侵攻後初めて。
ウクライナのゼレンスキー大統領との会談後に行った共同記者会見で、ウクライナへの軍事支援継続を約束。「NATOは必要な限り、ウクライナと共にある」とし、ゼレンスキー大統領を7月にリトアニアの首都ビリニュスで開催されるNATO首脳会議に招待した。
首脳会議ではウクライナのNATO加盟申請と強固な安全保障が主要議題になるとも述べた。
ゼレンスキー大統領は首脳会議への招待に謝意を示しつつも、NATOはウクライナの加盟を認めるという「政治的な決断を下す時」と強調。今回のストルテンベルグ事務総長の訪問を「NATOがウクライナとの関係において、野心的な決断の章という新たな章を始める準備ができている兆しと解釈している」と述べた。
さらに、将来のNATO加盟に向けた道筋として安全保障を望むとしたほか、一部NATO加盟国に重火器の供与を加速させるようストルテンベルグ事務総長に促したと明らかにした。
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