2020年2月9日、台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入した中国軍機を監視するために、緊急発進する台湾国軍のF-16戦闘機(左)(台湾国防部)

台湾有事に備え「徹底武装」…米下院の対中特別委の机上演習

中国共産党による台湾侵攻が始まれば、台湾に武器や重要な物資を補給することは不可能になるーー。米下院の対中問題を扱う「中国特別委員会」が実施した中国共産党による台湾侵攻を想定した机上演習で、こうした危機的な結果が示された。

2027年に中国共産党が台湾に侵攻した場合に起こりうる事態を想定したもので、米国側が中国共産党の侵攻に対抗するための外交・経済・軍事行動など、双方のハイレベルな戦略・作戦をシミュレーションした。19日、シンクタンクの新アメリカ安全保障センターと共同実施した。

その結果、中国共産党による侵攻後は米国が台湾に装備を供給できなくなるほか、地域の同盟国に追加の基地を建設しなければ米国側は多数の犠牲者が出て、長距離ミサイルの備蓄が短期間で枯渇する危険性があることが示された。

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