オランダ海軍フリゲート「デ・ロイテル」が台湾海峡を通過し、中国側が追跡・監視を実施。オランダは国際法に基づく航行の自由作戦と説明し、インド太平洋での欧州関与が改めて注目されている。
中国共産党(中共)軍は6月5日、台湾海峡を通過したオランダ王立海軍フリゲート「デ・ロイテル」(HNLMS De Ruyter)に対し、海空の部隊を展開して追跡・監視を行ったと発表した。一方、オランダ側は、同艦がインド太平洋地域において航行の自由作戦を実施しており、国際法に合致するものであると表明した。
ロイター通信によると、中共軍東部戦区は6月5日、声明を発表し、同艦の通過に対して「有効な対応」を取ったとし、今後も同様の行動に対して厳戒態勢を維持すると述べた。
これに対しオランダ側は、「デ・ロイテル」の今回の航行は国際法に準拠しており、関連任務は主に外交、安全保障および経済的利益に関わるものであると説明した。
台湾海峡は南シナ海と東シナ海を結ぶ重要な国際航路である。中共は台湾に対する主権を主張し、台湾海峡を自国の領海の一部と見なしているが、この立場を台湾および西側諸国は反対している。
1週間前にも、中共側は同じオランダ海軍艦艇について、南シナ海の西沙諸島付近の係争海域に「不法侵入した」と非難した。これに対しオランダ政府は当時、同艦は常に国際法に基づいて航行していたと反論している。
現時点では、オランダ海軍は中共側の今回の声明について、さらなるコメントを出していない。
オランダ王立海軍は公式Facebookページで、「デ・ロイテル」が5月22日にフィリピンに到着し、3日間訪問したと発表した。
また、オランダ駐フィリピン大使館は5月23日の投稿で、この訪問が「パシフィック・アーチャー(Pacific Archer)」と呼ばれる派遣任務の一環であり、インド太平洋地域に重点を置いた計画的な活動であると説明した。
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