欧州連合(EU)欧州委員会は24日、中国の医療機器の公共調達に関する調査を開始した

中国は軍拡の意図説明を、英外相「悲劇的な誤算」リスク警告

[ロンドン 25日 ロイター] – クレバリー英外相は25日の外交演説で、中国は大規模な軍備増強の意図を説明すべきとし、秘密にすれば「悲劇的な誤算」につながる恐れがあると警鐘を鳴らした。

また、台湾侵攻は世界貿易を破壊し、中国や世界全体の経済に「壊滅的な打撃」を及ぼすと警告。台湾を巡る対立から距離を置こうとするマクロン仏大統領とは対照的に「台湾での戦争の影響を受けない国はない」と述べた。

英国はインド太平洋の同盟国との協力深化についてオープンにしているとし、中国も軍事的意図を明らかにすべきだと強調。「軍備増強の背後にある政策や意図をオープンにするよう求める。透明性が全ての人の利益になり、秘密主義は悲劇的な誤算のリスクを高めるだけだ」と述べた。

一方、中国を孤立させるのは間違いで、気候変動、パンデミック(世界的大流行)予防、経済安定、核拡散防止などの分野で関与が必要だとした。

だが、英国は安全保障上の利益を守り、中国が国際的な義務違反や人権侵害を行った場合は非難するとも強調した。

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