インドの中国国境付近の街でブロックを運ぶ労働者、参考写真 (Photo by SANJAY KANOJIA/AFP via Getty Images)

緊張高まる中印国境 河川や山など中国側が一方的に11か所の名称変更

インドと中国の領有権紛争の引火点となってきたアルナーチャル・プラデーシュ州が、その火種としての運命を逃れられないような事態が最近発生した。 

インド北東部に位置する高標高の同州は、中印国境紛争が発生している地域の南部に当たる。 この9万平方キロにわたる地域は中国側の呼称を「藏南(南チベット)」と言い、中国が領有権を主張している。

アルナーチャル・プラデーシュ州については長年にわたり中印が領有権を争っているが、ザ・インディアン・エクスプレス紙が報じたところでは、4月上旬に中国がアルナーチャル・プラデーシュ州に含まれる土地2か所、住宅地2か所、山頂5か所、河川2か所、合計11か所の場所の名称変更を発表したのだ。

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