米国のバーンズ駐中国大使は2日、中国が7月から施行する改正「反スパイ法」について、学術研究者や教授、ジャーナリストを「危険にさらし」、企業の合理的な事業判断に先立って行われるデューデリジェンス(資産査定)などの日常的な活動を違法化する恐れがあると述べた。写真は2021年10月、議会公聴会に出席するバーンズ氏(2023年 ロイター/Elizabeth Frantz)

米大使、中国の改正「反スパイ法」を懸念 企業活動違法化の恐れ

[ワシントン 2日 ロイター] – 米国のバーンズ駐中国大使は2日、中国が7月から施行する改正「反スパイ法」について、学術研究者や教授、ジャーナリストを「危険にさらし」、企業の合理的な事業判断に先立って行われるデューデリジェンス(資産査定)などの日常的な活動を違法化する恐れがあると述べた。

シンクタンク、スティムソン・センターのオンラインイベントで「中国政府が最近、一部の米企業に対して行った懲罰的な措置と合わせると、われわれはこの法律を非常に懸念している」と指摘。「この件に関し、中国政府と十分な協議を行う意向だ」とした上で、「米企業が政府からの脅迫を受けないようにすべきだ。主に米中関係の間に政治的な違いや競争上な相違があることを理由に標的にされるべきではない」と語った。

米企業調査会社ミンツ・グループでは3月に北京事務所が家宅捜索を受け、中国人スタッフ5人が拘束されたほか、先週には中国の警察が上海にある米経営コンサルタント会社ベインのオフィスを訪問し、従業員を聴取したことが判明。また、中国国家インターネット情報弁公室(CAC)は米半導体大手マイクロン・テクノロジーが中国で販売している製品のサイバーセキュリティーについて調査すると表明している。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ政権は、外国製の人型ロボットや四足歩行ロボットなどを対象とする新たな規制を発表した。中国企業が世界市場で存在感を強める中、米国での販売や海外展開への影響に注目する
米疾病対策センター(CDC)は28日に発表した最新の週報で「急性下痢」を引き起こす可能性がある寄生虫感染症のサ […]
イランは中国製の携帯式地対空ミサイル最大400基を受け取る見通しだと報じられた。トランプ大統領は、事実であれば習近平に「失望する」と述べ、武器供与をけん制した。中共外務省は報道を否定
公開されたファウチ日記がコロナ起源論争を再燃させている。本人は上院公聴会で100回超にわたり証言を拒否。議会侮辱罪勧告の行方にも注目が集まっている
米FRBは7月29日、政策金利であるFF金利の誘導目標を3.50~3.75%に据え置くと発表した。3人が利上げを主張