イタリアのメローに首相は中国の「一帯一路」からの離脱をほのめかしている (AP Photo/Alberto Pezzali, pool)

イタリア、「一帯一路」離脱を検討か 台湾とは関係強化

イタリアはG7諸国で唯一中国の「一帯一路」に加盟したが、経済的利益が得られないとして、離脱を検討していることが報道された。保守派のメローニ首相は就任前から同プロジェクトに否定的な姿勢を見せており、直近では台湾海峡の情勢に注視するなど、台湾との連携を強化している。

メローニ氏は先週、マッカーシー米下院議長とローマで会談した。ブルームバーグ通信によると、メローニ氏は会談の際、最終決定はしていないとしつつ、「一帯一路」プロジェクトから離脱する考えを示した。複数の出席者の話で明らかになった。メローニ首相は就任前から、コンテ政権の一帯一路計画への参加決定には反対していた。

2019年3月、中国の習近平主席がイタリアを訪問し、当時のコンテ政権と協力覚書を結んだ。期限は2024年まで。いずれか一方が終了の手続きを行わない限り、自動で更新される。

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