中国大使の「日本人が火の中に連れ込まれる」発言は何を意味するのか。好戦的な中国共産党を前に、日米同盟は何ができるのか。写真は台湾軍の戦闘機 (Photo by SAM YEH/AFP via Getty Images)

【寄稿】中国大使暴言…核攻撃論の裏打ちか 問われる日米同盟の真価

中国の呉江浩駐日大使は4月28日、都内の日本記者クラブで着任後初の記者会見に臨んだ。現在の日中関係について「重大な岐路に立っている」と厳しい認識を示した後、暴言としか思えない発言が飛び出した。「台湾有事は日本有事」との見方では「日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と述べたのである。

2021年7月5日に麻生太郎副総理・財務相(当時)が都内の講演会で「中国が台湾に侵攻すれば(日本にとって)存立危機事態」と発言した。つまり台湾有事に自衛隊の介入があり得ると示唆したのだ。

6日後、中国の動画投稿サイトに中国人民解放軍の軍事演習の動画とともに「我々が台湾を解放させる際に、日本が武力介入すれば、我々は最初から核爆弾を連続的に使用し、日本が無条件降伏するまで使う」と言う趣旨のナレーションが流れた。

▶ 続きを読む
関連記事
前任者のやり方をすぐに覆す? 『論語』の言葉から、権力を得たときに人が陥る罠と、真のリーダーに求められる「徳」の正体を紐解きます。真の変革を起こすための、時代を超えた教訓がここに
孔子はなぜ各国の政治を探ったのか?単なる職探しや名利のためではない――弟子・子貢の言葉から紐解く孔子の真の志と、「民の徳を厚くする」教化の本質に迫る。儒教の神髄が学べる必読の一章
歴史や先人の歩みを学ぶ意義は、単なる知識の蓄積ではなく、時代の波に流されない「生き方の基準」を得ることにあります。目先の富や権力に惑わされず、人として大切な誇りと真の豊かさを取り戻すための指針です
「自分より劣る者と友になるな」——『論語』の有名な一節に抱く違和感の正体とは?従来の解釈を鮮やかに覆し、孔子が本当に伝えたかった「君子の心得」を紐解きます。第一章との意外な繋がりに、学びの常識が変わります
「真の学問とは何か?」あなたはこの問いにどう答えますか? 学問の本質は知識の量や学歴ではありません。時代を超えて受け継がれる真の学びの姿を明らかにします