岸田首相は11日、不測時における食料確保に向けた法整備を行う意向を示した(首相官邸公式サイトより)

有事の食料確保、法整備へ 輸入依存脱却も=岸田首相

世界規模の食料危機のなか、政府は食料安全保障の強化に向けた法整備を検討している。岸田首相は11日夜の会合で、不測時の食料確保や、平時における国民一人ひとりの食料へのアクセスを保証するため、年度内に関連法の改正案を国会に提出する意向を示した。

「食料安全保障の強化は、緊急の対応が必要な世界の重要課題となっている」。岸田首相は都内で開催された日本農業新聞の夕食会でこう語った。「食料や資材の過度な輸入依存」からの脱却を目指し、食料の国内生産の増大を図るための食料供給基盤を確立していくと述べた。

不測時の食料確保だけでなく、平時から国民一人ひとりが食料にアクセスでき、健康な食生活を享受できる社会を目指す。食料安全保障を含む一連の政策を骨太方針に盛り込み、食料・農業・農村基本法改正案を年度内に国会に提出する。

▶ 続きを読む
関連記事
高市早苗首相は4月6日の参院予算委員会で、中東情勢の緊迫化を受け、イランとの首脳会談を水面下で調整中であることを明らかにした
高市総理が自身のSNSで、ナフサ供給不足を懸念する一部報道を「事実誤認」と否定。国内精製の継続や中東以外からの代替輸入の倍増により、十分な在庫が確保されており安定供給が可能だと説明した
高市早苗政権は、連立パートナーである日本維新の会および日本保守党からの圧力に直面する中、1950年代以降で最も厳格とされる移民政策改革を進めている。改革は、永住権の審査基準を全面的に引き締める内容となる
高市首相は4日、緊迫する中東情勢に伴う重要物資の安定確保に向けた内閣の取り組みについて詳細をXに投稿した。原油や石油製品については、日本全体として必要となる量をすでに確保していると強調し、国民や事業者に冷静な対応を呼びかけた。
赤沢亮正経済産業大臣は、イラン情勢に伴うエネルギー供給不足の懸念に対し、「原油やナフサについて、備蓄の放出や代替調達を通じて、日本全体として必要となる量は確保できている」との認識を示した