ロシア民間軍事会社ワグネル(写真)の創設者エフゲニー・プリゴジン氏は11日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムト周辺でワグネル部隊が追い詰められており、ワグネル部隊が多大な犠牲を払って占拠した拠点が失われていると述べた。2022年1月撮影(2023年 ロイター/Igor Russak)

ワグネル部隊、バフムト周辺で追い詰められる=プリコジン氏

[11日 ロイター] – ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は11日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムト周辺でワグネル部隊が追い詰められており、ワグネル部隊が多大な犠牲を払って占拠した拠点が失われていると述べた。

バフムト周辺のワグネル部隊を守るのはロシア正規軍の仕事だと主張。「ワグネル部隊を巡る状況は最悪の予測シナリオ通りに進んでいる。1日に数十メートル、数百メートル前進し、数カ月にわたり同志の血と命をかけて占拠したあらゆる領土は今、われわれの部隊を支えるべき人々によって実質的に戦うことなく捨て去られている」とした。

これに先立ち、ロシア国防省は空挺部隊がバフムト西側で進軍を支援し、ウクライナ軍を足止めしていると発表した。

ロイターは戦況について独自に確認できていない。

ウクライナのゼレンスキー大統領が、ロシアが占領する地域を奪還するための反転攻勢について、西側諸国の装甲車両がさらに到着するまで作戦開始を控えていると述べたことについて、プリゴジン氏は「欺瞞的」と言及。反攻作戦は実際にバフムト周辺で全速力で進められており、ウクライナの作戦は「残念ながら、部分的に成功している」ことが証明されているとした。

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