5月11日、米エネルギー省のグランホルム長官(写真)は下院での公聴会で、戦略石油備蓄(SPR)からの売却を来月完了した後、補充を開始する可能性があると説明した。米議会で2021年6月撮影(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein)

米戦略石油備蓄、6月売却後に補充開始の可能性=エネルギー長官

[ワシントン 11日 ロイター] – 米エネルギー省のグランホルム長官は11日の下院での公聴会で、戦略石油備蓄(SPR)からの売却を来月完了した後、補充を開始する可能性があると説明した。

「議会が決定した2600万バレル分の売却は、6月までに完了する。その後は方向を転換し、買い戻すことになるだろう」と語った。

バイデン政権は昨年、SPRから史上最大の1億8000万バレルの売却を実施。SPRは約3億7200万バレルと、1983年以降で最低の水準となっている。

グランホルム氏は以前、テキサス州とルイジアナ州の沿岸にある4カ所の備蓄基地のうち2カ所のメンテナンス後、第4・四半期に補充を開始する可能性があると述べていた。

政権は、原油価格が一貫して1バレル=67─72ドルか、それ以下になった場合に、SPR向けに石油を買い戻す方針を示している。米WTI原油先物は11日に2%超下落、清算値は1バレル=70.87ドルだった。

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