FRB利下げ決定後に日本株急落 米国の慎重な金融緩和姿勢を受け

2024/12/19 更新: 2024/12/19

米連邦準備制度理事会(FRB)は18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.25%ポイント引き下げ4.25-4.5%とすることを決定した。これは3会合連続の利下げとなる。しかし、2025年の利下げ回数を減少させるとの見通しを示したことで、19日の東京株式市場は大幅な下落となった。

日本株の反応

日経平均株価は、取引開始時に前日比559.44円安の3万8522.27円で始まった。その後、一時700円以上下落し、3万8千円台まで下げた。半導体関連や情報通信セクターが特に売られやすい傾向にある。

下落の要因

FRBが2025年の利下げ回数を従来の3~4回から2回に減少させる見通しを示した。これを受けて、18日の米国株式市場は大幅に下落。日本株も連動して下落した。米国株式市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落が大きく、日本国内の電機や機械株にも影響を与えた。

今後の見通し

本日の日本株の下落は米国株の反応を機械的に反映したものだと分析している専門家も多い。また、日本銀行の金融政策決定会合を控えているため、午前中は様子見の姿勢が強まる可能性がある。

FRBの慎重な金融緩和姿勢と、それに対する市場の反応が、日本の株式市場にも波及している。今後の日銀の決定や米国経済の動向が注目される。

エポックタイムズ記者。東京を拠点に活動。政治、経済、社会を担当。
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