貿易収支1176億円の赤字 輸出額は過去最高 赤字は5か月連続=財務省

2024/12/18 更新: 2024/12/18

財務省が18日に発表した11月の貿易統計(速報)によると、輸出額から輸入額を引いた貿易収支は1176億円の赤字だった。赤字は5か月連続だが、赤字幅は前年同月比で85%以上縮小している。

輸出額は前年比3.8%増の9兆1524億円で、比較可能な1979年以降11月としては過去最高となった。

台湾で設備投資が拡大していることから、半導体等製造装置の輸出が前年同月比32.1%増加。そのほか、建設や自動車産業で使用される銅などの非鉄金属などの輸出が増えたことが輸出額増加の要因となっている。

日本の半導体関連産業の強さと、グローバルな半導体需要の高まりを反映している結果となった。

一方、輸入では原油などが減り、9兆2700億円と8か月ぶりの減少となった。

関連特集: 日本経済