5月31日、100カ国余りが出席した国際海事機関(IMO)の安全保障に関する委員会で、北朝鮮の「軍事偵察衛星」発射について、「船員と国際海運の安全を著しく脅かす」もので「強く」非難するとした決議を賛成多数で採択した。写真は北朝鮮の旗。韓国側から2022年7月代表撮影(2023年 ロイター)

国際海事機関の委員会、北朝鮮の衛星発射非難決議を採択

[ロンドン 31日 ロイター] – 100カ国余りが出席した31日の国際海事機関(IMO)の安全保障に関する委員会で、北朝鮮の「軍事偵察衛星」発射について、「船員と国際海運の安全を著しく脅かす」もので「強く」非難するとした決議を賛成多数で採択した。

決議案は米国と韓国、日本などが提出していた。通告に十分な時間を設けず、多くの船舶が行き交う海域を危険にさらしたとの理由だ。

北朝鮮は決議の受け入れを拒否。衛星発射は「主権国家が国家の安全を守るために行う日常的で、計画的な自衛措置だ」と強調した。

関連記事
トランプ氏が関心を寄せるグリーンランドが世界の注目を集めている。トランプ氏の発言やトランプ・ジュニア氏の視察により、欧州の同盟国は不安を感じている
台湾では海底ケーブルが損傷を受けるケースが増えていた。先日、中国の貨物船がアンカーでケーブルを破壊していたという指摘がされ、中共の関与の可能性が浮上している
中共のハッカーが侵入したアメリカの通信ネットワークが以前より深刻で被害を受けた企業も多い事が判明。
カナダのジャスティン・トルドー首相が自由党党首を辞任すると発表し、新党首が選出されるまで首相職を継続する意向を示した。後任党首を巡る動向に注目が集まる。有力候補が次々と取り沙汰される中、自由党の行方が今後のカナダの政局に大きな影響を及ぼす。
中国共産党(中共)のハッカーが数年にわたりフィリピン政府を標的にしたサイバー攻撃を行い、軍事データを盗み出していたことが判明。特に南シナ海の領土問題に関連する文書が含まれていたとされる。