ブリンケン米国務長官、今月18日に中国訪問へ=米当局者
[ワシントン 9日 ロイター] – ブリンケン米国務長官が、18日に中国を訪問することが分かった。米政府当局者が9日、明らかにした。これ以上の詳細には言及しなかった。
ブリンケン氏は今年2月、中国の気球が米上空を飛行したことを受けて、予定していた訪中を延期。中国との緊張緩和を目指す米国は訪問を再調整していた。
こうした中、中国が米国の「裏庭」とされるキューバにスパイ施設を設置する計画で大筋合意したと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が8日、米当局者の情報として報じた。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、報道は正確ではないと指摘。その上で、米国は中国とキューバの関係を懸念しており、注意深く監視していると述べた。
中国外務省の汪文斌報道官は9日、WSJの報道について、「うわさや中傷を広める」ことは「ハッカー帝国」米国の一般的な戦術だとコメントした。
この問題は、バイデン大統領が米中関係の「雪解け」に向けた大きな一歩になると期待するブリンケン氏の訪中計画に影響する可能性がある。
在ワシントン中国大使館の報道官は、ブリンケン氏訪問に関する情報はないとしつつ、昨年11月の米中首脳会談に言及。「中国は米国との対話にオープンだ。米国が中国と同じ方向で協力し、バリ島での会談で両国首脳が確認した重要な共通認識を共同で実行することを望む」と述べた。
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