写真はイメージ写真。北朝鮮のミサイルの報道を見ている韓国市民。(Chung Sung-Jun/Getty Images)

金正恩の信頼が低下? スパイ衛星打ち上げ失敗で北朝鮮メディア報道に現れた異変

北朝鮮のメディアは19日に、先月、軍事偵察衛星が打ち上げに失敗したのは「最も深刻な欠陥」が原因であったと報じた。

北朝鮮の朝鮮労働党は、18日に終了した3日間の会議で5月31日の失敗したスパイ衛星の打ち上げについて評価し、ロケットとそのスパイ衛星のペイロード(人工衛星の貨物)が海に落下した原因をスタッフと研究者に分析させ、再打ち上げの迅速な準備を命じた。

北朝鮮中央通信によると、打ち上げに失敗した原因として「準備作業の不責任」が挙げられ、関係者は会議で厳しく批判されたという。

先月、北朝鮮は初のスパイ衛星の打ち上げを試みたが、失敗に終わり、加速を補助するロケットブースターとペイロードが北朝鮮半島の西海岸に墜落した。墜落の原因を北朝鮮は「第2段エンジンが異常に起動し、推力を失った」と述べた。

これより少し前、北朝鮮は米国の軍事活動を監視するための初の軍事偵察衛星の打ち上げを宣言していた。これは戦争の懸念を引き起こす可能性がある軍事計画の一部だと見られている。

韓国の合同参謀本部は6月16日、「西部海域で北朝鮮がミサイルの打ち上げに失敗し、初のスパイ衛星のロケットの残骸を回収した」と発表した。専門家たちは、この大きな円筒形の部分が、北朝鮮のロケット開発への手がかりを提供する可能性があると述べている。

米国と韓国は、この打ち上げが挑発行為であり、国連安全保障理事会の決議に違反していると非難した。これに対し、国連の安全保障理事会(安保理)は北朝鮮によるこの行為について緊急会議を召集し、議論を行った。

北朝鮮の指導者である金正恩氏の妹、金与正氏は6月4日に北朝鮮が軍事衛星の2度目の打ち上げを試みると宣言した後、安保理が初回の打ち上げについて会議を召集したことに抗議した。

北朝鮮の国営メディアによれば、朝鮮労働党中央委員会の会議では、核能力の強化と核兵器の生産を加速していることについて、議論が行われた。

北朝鮮中央通信は金正恩が会議に出席したと報じたものの、彼が何を発言したかについては触れていない。

この事態について、北朝鮮との関係を担当する韓国統一部の報道官は、「金正恩の発言について(北朝鮮の)報道が触れていないことは非常に珍しい」と指摘した。

さらに、統一部は打ち上げ失敗の責任を下級の職員に押し付けるこの態度は、金正恩が信頼を失っている可能性を示していると述べた。会議では朝鮮労働党が食糧供給の問題についても議論しているという。

韓国は、最近、北朝鮮が絶えず飢餓に見舞われており、食糧状況がさらに悪化していることを指摘している。

核兵器と弾道ミサイルの開発により国際制裁を受けている北朝鮮は、新型コロナウイルス(COVID-1)の感染拡大の期間中にとった自国閉鎖政策により経済に打撃を受けているという。

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