ウクライナ経由のロシア産ガス供給、来年停止も=FT
[22日 ロイター] – ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで、同国経由で欧州にロシア産ガスを供給する契約が来年末で期限切れになり、供給が停止する可能性があると述べた。
ウクライナ経由のロシア産ガス供給は欧州のガス輸入全体の5%近くを占める。同国を経由する契約は2019年に締結し、契約期間は5年間。ウクライナとロシアが契約更新で合意する可能性は低いという。
同相はロシアと契約を再交渉する用意はあるかとの質問に「二国間でどのように交渉するのか想像できない」とし、ウクライナは供給減少に備えていると述べた。
ロシア国営ガス会社ガスプロムは昨年、ウクライナ経由でモルドバ向けに輸送しているロシア産ガスの供給を削減すると警告。これを受け、欧州のガス価格が値上がりした。
同相は、欧州は液化天然ガス(LNG)などの代替輸入で過去の同様の供給減少に対応しており、一段の供給削減への備えは比較的できているとの見方を示した。
関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]