6月26日、今夏初の熱波が襲来しているスペインのセビリアやコルドバなど南部地域で、最高気温が44度まで上昇した。写真はバルセロナで撮影(2023年 ロイター/Nacho Doce)

スペイン南部で最高気温44度、今夏初の熱波襲来

[マドリード 26日 ロイター] – 今夏初の熱波が襲来しているスペインのセビリアやコルドバなど南部地域で26日、最高気温が44度まで上昇した。

地球温暖化に伴い、近年は6月の熱波発生頻度が高まっている。

スペイン国立気象局の広報担当者は「過去12年間に6月の熱波発生が3倍に増えている」と述べた。2011年以降6月に記録された熱波は6回だが、それ以前は35年間で5回のみ。イベリア半島の大半に及ぶ季節外れの高温は3月と4月にも発生している。

今回の高温は28日まで続く予報で、アンダルシア州のほか、マドリード、エストレマドゥーラ州、カスティジャラマンチャ州などでは摂氏40─42度に達する可能性がある。

一部地域では熱波中の屋外労働を禁止する措置が取られている。

関連記事
スペイン東部を中心に10月末に発生した集中豪雨で、1日までに200人以上の死亡が確認された
欧州連合(EU)は29日、31日から中国製EVに45%の関税を導入すると発表した。中国からの安価なEVによる市場の不均衡を是正することを目的としている。
NATOのルッテ事務総長は28日、ロシアに派兵された北朝鮮軍部隊がロシア・クルスク地域に配備されたことを確認したと明らかにした。米国防総省は、北朝鮮が戦闘に加わった場合、米国はウクライナによる米兵器の使用に新たな制限を課さないと発表した。
リトアニア議会選挙で第1党となった中道左派、社会民主党のブリンケビチュウテ党首は28日、防衛費を少なくとも国内総生産(GDP)比3.5%に引き上げることを目指すと表明した。
スターマー首相は中共に対抗し、インド太平洋地域の軍事・経済的存在感を高める計画を発表。英国は地域の島国と連携し、太平洋商業俱楽部の設立やHMSプリンス・オブ・ウェールズ航空母艦の派遣を含む多数の新戦略を進行中である。