ドイツのショルツ首相は、半導体生産に絡み独国内で一段の大規模な投資計画を認識しているとし、半導体分野で域外への依存を低減させる一助になるという見通しを示した。7月4日、ベルリンで撮影(2023年 ロイター/Lisi Niesner)

独首相、国内で半導体巡る一段の投資示唆 中国の輸出規制にらみ

[ベルリン 5日 ロイター] – ドイツのショルツ首相は5日、半導体生産に絡み独国内で一段の大規模な投資計画を認識しているとし、半導体分野で域外への依存を低減させる一助になるという見通しを示した。

中国が3日、半導体の材料となるガリウムとゲルマニウム関連製品の輸出規制を発表したことをにらんだ発言とみられる。ドイツはガリウムとゲルマニウムの輸入大国の一つ。

ショルツ首相はまた、米半導体大手インテルなどによる投資を指摘し、ドイツが投資先としての魅力を失いつつあるという懸念を退けた。

インテルは先月、欧州での事業拡大の一環として、独東部ザクセン・アンハルト州のマグデブルクに300億ユーロを超える資金を投じて2カ所に半導体製造工場を建設すると発表した。

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