7月11日、松野博一官房長官(写真)は閣議後会見で、トルコがスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟に同意したことを受け、スウェーデンの加盟申請という決断を支持すると述べた。写真は都内で2021年10月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

スウェーデンのNATO加盟支持、同志国の連携重要=官房長官

[東京 11日 ロイター] – 松野博一官房長官は11日の閣議後会見で、トルコがスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟に同意したことを受け、スウェーデンの加盟申請という決断を支持すると述べた。

トルコのエルドアン大統領は10日、スウェーデンのNATO加盟に向けた批准手続きを進めることに同意した。北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長が両国首脳との数時間にわたる会談後に発表した。

松野官房長官はスウェーデンの加盟申請に関連して「ロシアによるウクライナ侵略などにより国際安全保障環境が厳しさを増す中、同志国間の連携がこれまで以上に重要になっている」と指摘した。

岸田文雄首相は11日からリトアニアを訪問し、NATO首脳会合に出席する。松野官房長官は、日本とNATOの協力文書の発表を予定しているとし、自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて「NATOとの連携を一層強化していく考えだ」と語った。

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