アブダビ国営石油、水素高速充填ステーション開設へ トヨタが支援
[ドバイ 18日 ロイター] – アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)は18日、地域初となる水素高速充填ステーションが年内に完成すると発表した。トヨタ自動車が試験を支援し、水から「クリーン水素」をつくる。
国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)の議長を務めるADNOCのスルタン・ジャベル最高経営責任者(CEO)は「水素はエネルギー移行に向けた重要な燃料となり、経済の大規模な脱炭素化に寄与する。当社の主力事業の自然な延長だ」と述べた。
ADNOCは、トヨタ、アルフタイム・モータースの両社と提携し、水素自動車を利用して水素高速充填ステーションの試験を実施することで合意したと表明。
UAEは「国家水素戦略」で2031年までに水素の大手生産国となる目標を掲げている。
水素ステーションはADNOCディストリビューションが運営する。建設は始まっており、年内に完成する予定。
ADNOCは1月、炭素回収、電動化、新たな二酸化炭素(CO2)吸収技術などのプロジェクトや水素・再生可能エネルギーへの投資に150億ドルを投じると発表している。
関連記事
韓国の歴代大統領が退任後に不正追及やスキャンダルに巻き込まれる「大統領の呪い」。尹錫悦大統領の弾劾と戒厳令の背景には、国内政治の対立、外部の安全保障上の脅威、そして中共の浸透という複雑な要因が絡んでいる。
クリスマスに「燃える」エッフェル塔?
中谷防衛相はベトナムへの初めての防衛装備品移転の完了を発表した。「自由で開かれたインド太平洋」構想の一環として、中国の影響力拡大に対抗する動きと見ることができる。
米国防総省は年次の中共軍事力報告書を発表した。この報告書によると、中共は台湾に対する圧力行動を強化しており、頻繁に行われるグレーゾーン作戦が逆効果をもたらす可能性があると指摘している。報告書では中共軍の高官による汚職問題にも触れている。
中国共産党(中共)の米国における代理人が次々と逮捕。起訴状の公開により、さらなる詳細が明らかになっており、各界から国際社会に対し、中共の浸透に対する警戒を強化し、人権侵害行為に対する制裁を強化するよう呼びかけられている